冬の雨(改訂)
ひだかたけし

雨の一滴が右手の甲に 落ちた
ズシリと 重たかった
ミシリと 胸の空洞が鳴った

私は慌てて滴を振るい落とした
軋む胸が一瞬、
張り裂けそうになって








自由詩 冬の雨(改訂) Copyright ひだかたけし 2022-01-11 14:27:10
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