自由律俳句 2022.01.09(日) 夕べ
田中恭平


黒糖まんじゅう三ついただきにっこにこ

妻は早々眠りひとりとなってしまった

明日の予定としてあったかい陽の光り浴びよう

わだかまり したたりつつそれでも夫婦

割りばしで遊んでいるひとり

不完全な世界を生んだ万能な神かよ

きもち仄暗く夜風にあたる

さびしさ極まってお茶ばかり飲む

人生は遠足としておもうとおくへきたものだ

何か失くした気持ち覚えておこう



俳句 自由律俳句 2022.01.09(日) 夕べ Copyright 田中恭平 2022-01-09 19:02:28
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