ヒカキン
ねことら



フジの逃走中でヒカキンが逃走に成功したね、良かったね良かったね、と一円硬貨の照り返しのようにきらきらと、子どもは素直に喜んでいた、ザッピングのような事実や風景に、心をとどめたり投射したり、騒がしい日々の揺れや動きそのものが、生きている、ということなのだと感じるね、なんとなく



みんな生きていようね、日々を生きるのはそうそうたやすいことではないけれど、



アクリルのフォトフレーム、整然とどの部屋にも並べられている、僕の目にはどのような表情をしているか、キレイに判別はできないけれど、遠い音程を大切にしてね、柔らかい皮膚を愛してあげてね、デジタルやアナログなんてどちらでもいいよ、欲しいものはいつだって手の届く距離にあるはずだから








自由詩 ヒカキン Copyright ねことら 2022-01-02 09:03:12
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