犬コロのように
坂本瞳子

犬コロのように
舗道に寝そべって
太陽の光を浴びて
撫でられることを求め
身体を捩って
右斜めへ進んでみたり
すれ違う人を威嚇してみたり
左の角を曲がったところで
ちょっと小走りして
飼い主には尻尾を振って
愛想をふりまいてみたり
好き勝手に自由気ままに
はしゃいでみたい


自由詩 犬コロのように Copyright 坂本瞳子 2021-12-28 10:04:03
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