自問
ミナト 螢

偽りながら
偏りながら
擦り減っていく踵を
平気な顔して
舐めて歩くな

許されなくても
願うこと
愛されなくても
愛すること

自分らしく生きるために
傷付いたら
アスファルトのように
キラキラしながら
傷だらけで
雨を弾けば良い

なないろは
痛みの淵から
滲む明日へ


自由詩 自問 Copyright ミナト 螢 2021-11-18 19:39:01
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