問いと答え
武下愛
潜る期間に様残な情報をあさる。命って無駄に消費されることはない。結局は循環していくところにだけ、滞りが発生し、そこでまた打開という穴開けをすることで循環を繰り返していく。言葉について考えると当てはまる部分とあてはまらない部分がある。言葉の中にあるのは思いだけ。見えるものに何を思うのか純粋に見つめる視線だけがある。今であるこの言葉の中に、ここと名付けようと、思う。
なぜ生きていくの?それは答えの更新を繰り返し、最終的な死の目前に悟るのだろう。言葉に生きると決めても休んでしまう時も、私は言葉を見てる。同じことがいえる気がする。もしもという言葉が当てはまるのなら、言葉が裏切ることはない。もしかしたら人生も同じ。裏切りという言葉では語りつくせず、人生と同じで、同じ位置には立ち戻れない性質を持っている。歩みを止めて見つめる視線に気づく。言葉とは、点在する次元を束ね、集まる今にこそふさわしい。時を超える言葉。生きていく言葉を探し、見つけ失い。また見つける。人と同じだね。時の旅人。
なぜ人は悩むの?悩みというのはまるで星座だと思う。いつか見た星の輝きに生きていると感じた。思い出してみると見上げるということを教えてくれる大事なこと。悩むことも立ち止まることも悪くない。求めることの数は人によって違い。答えも違う。より強く輝いて見えるときは、一際悩んだ末に手に入れる答えの中に、新しい悩みを見つけるときかも、しれない。