その先へ
ミナト 螢

さよならから始まる日曜日
無限だと信じていた時間が
慌ただしく値札を張り替えて
赤い文字で見つけやすくなる

暗くなるのを恐れながら
僕たちはいつまで
日曜日でいられるのかを
ずっと探して来たはずだ

星が光るのをやめた時
それはもう
ネックレスの金具を外して
空に投げるしかない


自由詩 その先へ Copyright ミナト 螢 2021-11-13 14:34:43
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