自由律俳句「食べられる退屈」(137)
遊羽

 エビータの夕暮れしずしず岬の埠頭眺め

 夜明け前遍路も持鈴鳴らさず歩く

 カラスが喪服着て歌うプッチーニ

 狼煙の足下に蛸壺数多転がっている

 ヘボン式のヘボンはあの女優の名前と同じ


俳句 自由律俳句「食べられる退屈」(137) Copyright 遊羽 2021-11-01 00:49:19
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