ヌードな夜
坂本瞳子

肌色の肌が
疼くこんな夜は
月の光が輝く
いつもにはない
強さに喉の奥の方が
疼くこんな夜は
雄叫びの一つも
あげたくなるのを
抑えようと必死になって
四つん這いになって
のたうち回って
こえらようとしても
隠しきれない本能が
身震いを継続させる


自由詩 ヌードな夜 Copyright 坂本瞳子 2021-10-09 22:32:46
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