作者と傍観者
鳴神夭花

君が物語の勇者だったら
まずはじめに何をしただろうか
氷の剣を手に入れただろうか
花の城を目指しただろうか
何でも良いのだけれど
其処に僕がいないことを
心から感謝する

ずっと ずっと
世界が繋がっていないことを
僕は
君の世界にいないこと
心から
感謝する


自由詩 作者と傍観者 Copyright 鳴神夭花 2021-09-03 02:12:16
notebook Home 戻る  過去 未来