僕たちの
梅昆布茶
僕たちは妄想を充分に知ってしまった
僕たちは世界中の女性に憧れてしまった
僕たちは愛されない苦痛を知っている
僕たちは自分であることにときどき疲れてしまう
自分の番地を持たない君とは友達になれるかもしれないんだ
だれも賢者の石なんて持っていないのだから
僕たちは許されない自分を持て余して
それでもじゅうぶんに生きてるような気がするんです
僕たちは定義の曖昧なままでも生命なのだろうと
君だけが特別に僕の心を支配するわけでもなくて
僕たちはたぶんいつまでも
君が許容する限りは僕たちでいると