白靴下の猫
ガト

舟を漕いで
午後に漂おう

夏の光が
足の指先に
届くほんの少し前

レースのカーテンが
時間を揺らすよ

忘れたものは
何かしら

思い出した声は
誰かしら

大切な
ことだったのかしら 


自由詩 白靴下の猫 Copyright ガト 2021-07-07 04:50:46
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