黒田康之

一晩中軒がガタガタとなっている
大きな手が壁を叩くような音がする
このまま屋根がなくなりそうだ
この屋根が飛ばされたなら
ボクもボクの暮らしも無防備になる
これが自由ということであればだが
ボクは犬のように怯えて眠る


自由詩Copyright 黒田康之 2021-03-03 04:58:41
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