陽だまり
ミナト 螢

眩しくて片目を閉じた
世界は半分になったのに 
見えない方へ
君が行ってしまうなら
僕の心臓を
側に置きたい

風が止んだら
自転車を乗り捨てて
もっと深い場所で
繋がっていたいから

陽だまりの中で
温めた背中に
これからの時間を結んで
歩き回ろう


自由詩 陽だまり Copyright ミナト 螢 2021-02-27 15:30:57
notebook Home