ライター song by Daystar
祐伸

コートを綺麗に着こなした
ド田舎生まれのサラリーマン
彼は若手の中では期待の新人で
そんな彼の口癖は
「まぁいいや」


「もしかして。もしかして?」と願い続けて
願うだけでは足りないと知りたくなくて
夜空の星行き最終便の夜汽車に乗って
貸し切り
一人で旅する事が夢だった


大都市 この街では当然彼は当たり前の様に
「ひとりはひとり」と諦める事で結論付けた
どうにも上手く行かない僕以外の誰かが欲しい。


君はずっと僕の味方で そんな君は今は誰かのもので
「夢は持っていても損はないって確かに云った
云ったよね?」


週末大通は人で溢れかえった
枯れた花の行方はタイムカプセルに埋めた
それでも歌を歌い続けた彼は
サラリーマン

シンガーソングライター


煙草にライターで火を点けた
なんだこりゃと彼は一人笑った
踊りだした調子外れの音程
心でなく思いでなく 音でありたかった


大都市 この街では当然彼は当たり前の様に
「ひとりはひとり」と諦める事で結論付けた
どうにも上手く行かない僕以外の誰かが欲しい。


君はずっと僕の味方で そんな君は今は誰かのもので
「夢は持っていても損はないって確かに云った 云ったよね?」


コートを綺麗に着こなした
ド田舎生まれのサラリーマン
彼は若手の中では期待の新人で
そんな彼の口癖は「まぁ いいや」



「ライター」
Lyric/Song:祐伸 Song:Daystar


自由詩 ライター song by Daystar Copyright 祐伸 2005-04-21 03:41:10
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