蝶よ流線をなぞる
nm6

首をかしげるのが可能である場合にだけ、地球を止めたいと思います。空を見上げるのはいろいろな事です、そして、するのが可能であるなら、まず一つ目はキックの話でしょう。




1.キック。

わからないこと、回転ということの話。ともあれ、まずは脚です。ぼくらはバスに乗り合わせて、それはそれは水滴の垂れるビニール傘なのですが、降りかかって立つものは、わずかしかありません。洪水と私たち、それは洪水と私たちとの問題です。キックは、とどかない反抗。水泳的な前進でゆるやかにまわる道具、脚。




2.凸状。

いいえ、それは異なります。ひっくり返ってください。さあ、人々は仰向けなら凸状だということを。起伏するぼくらは地面だった頃を思いだせば再び、それは現在も楽観的ですが、小さい不都合のあなたはまっすぐ歩きます。歩きます? 今はもう夕焼けに染まるだけで動けません。それはパリとあなたの発音に慕われました。 パヒ。聳え立つ塔の噂。




3.東京。

柔軟性のネオン電球がそれとして照らす東京は暖かいです。
これを照らすことによって完全に結局まっすぐ歩くのが進歩的であることは、可能ではありません。




4.早くに。

そうすれば、宙返りする必要はありません。 首をかしげるのが可能である場合にだけ、地球を止めたいと思います。あなたはしばしば忘れることができます、そして、空だけを信じている人がいます。東京タワーを支点に地球をまわせば、コマのように。ぼくらはいつか柔らかくあなたを、食べることだってあるでしょう。

わからないことを考えるということです、それも早くに。
クラッカーの上の蝶よ流線をなぞる、あなたは鳴いてもいい。


自由詩 蝶よ流線をなぞる Copyright nm6 2005-04-21 01:37:34
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