越えてゆく
ひだかたけし

仄かに明るいこの冬日
雪は遠くで降っていて
陶然と一陽に木霊する

数千数億の銀河の渦が
降ってくるよなこの今に

艶めく若芽の燃え出づる、
感覚知覚を越えてゆく
未知なる時を紡ぎ出し









自由詩 越えてゆく Copyright ひだかたけし 2021-01-07 20:12:32
notebook Home 戻る