"中国"とは何か?
一輪車


”ディープステート”(影の政府)なることばが陰謀論的にネット上に踊っていますが、
これは日本の場合はあたりまえの事実ですよね。日本に政府はあるけど、じっさいには米国の
年次報告書という通達に従って動いている。
米国の核の傘の下にいるのだからこれはしょうがない。この構造も一種の"ディープステート"ですし、
そのアメリカ政府もいまや巨大財閥集団には何もいえない。
日本以外の国というのは、残念ながら議員も記者も警官も哀しいかなカネで動くやつらが多い社会です。
だから米国では巨大財閥集団=無国籍巨大富裕企業がすなわち影の政府であるといえる。
今回のアメリカ大統領選はこの力が働いた。
最近、当確といわれているバイデンが大衆の前に出て一度だけキャンペーンを行ったが
十人ほども集まらなかった。たったの十人てのもひどいが、バイデンもショックだったのか、その後はいっさい沈黙している。
かたやトランプが先日、国民の前に姿を現して演説を行ったが数万の支持者が会場を埋めた。
もの凄い熱狂だった。
バイデンがいま登場しても、過激な暴力左翼ファシストしか集まらないだろう。いや、
過激暴力ファシストたちはいま、バイデンから手を引きつつある。かれらの要求した
過激ファシストから閣僚を入れろという要求が通らなかったからだ。
これほど全国民から無視され疎んじられている人物が大統領になるなど
ありえないし、あってはいけないことだが
しかし世界の巨大財閥集団がいまや大統領を決めるのですね。

この巨大財閥集団は世界中で金儲けをするための基盤を中国に求めた。だから米国を中国の規範で動かそうとしている。なぜなら、
中国の規範なら大衆を思い通りに動かせるからだ。
中国とは
共産主義社会でもなんでもない。未開な、ただの独裁王国だが、その利点を
知的富裕層は求めている。
民主主義の社会ではいくらカネを儲けても表向き一般人と法的な権利は変わらないからだ。
富裕層にはそれが不満なのだ。だから知的な富裕階級は中国的な特権を得られる社会に世界を変えようとしている。
日本でもスーパーシティ構想などが出てきたが、これは知的富裕層が
日本で特権的な地位を得るための布石のひとつである。
つまりは2000年かかって知が求めたものがこれだったのだという結論になる。
知の敗北だ。知の果に辿り着いたものがこういうものだったのだ。
特権的地位。一般大衆の上に知が富とともに君臨すること。
それが最期に知が行き着いた場所だった。
卑近な例では今の"霞が関"をみよ。東大出のエリート官僚たちが緊縮財政でどれほどの日本人大衆を殺したか。
やつらは人殺しだ。
その官僚組織よりも何百倍も大がかりな組織がいま大統領選を小児性愛のある異常者にもたらそうとしている。
それに対してトランプと一般大衆は「反知性」の立場から戦いを挑んでいる。
世界の知性に対して「おまえらは醜く腐り果てた、失せよ」と叫んでいるのだ。それは哲学、思想、文学
すべての敗北と終焉を意味している。
ましてネット詩人などは、知の形骸、ただの歯糞にすぎない。
わたしは鼻くそだから、鼻くそが歯糞を笑う図である。
おあとよろしいようで。♪


散文(批評随筆小説等) "中国"とは何か? Copyright 一輪車 2020-12-08 06:48:56
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