都市の最小部分
フリーダム

コンクリートと金属で
囲われた都市の
最小部分
ここでは僕の名前はなく
表札は何もあらわさない
となり四方の人も
蜃気楼のように遠く
重さはない
僕が床を踏む音は
だれにも届かない


自由詩 都市の最小部分 Copyright フリーダム 2020-12-06 06:09:40
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