川辺
はるな
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる
つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ
どこまでもいこう
とおもう、
どこまでもいこうとおもう
そうして
ここにいられる
自由詩
川辺
Copyright
はるな
2020-11-06 01:29:23