遠い記憶
ひだかたけし

樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
)こんこんと湧き上がり
)俺の心は充ちてゆく

樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶の残響を聴く








自由詩 遠い記憶 Copyright ひだかたけし 2020-10-03 20:08:55
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