点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀
komasen333



大・長・多は
開放と回帰を実現する。

意図としても
印象としても
両極ではあるが
構造や物語が強くなるか
多様や分散が濃くなる。

視線の獲得か
刺激の喪失かの差しか底にはなく
点もあふれ
天もありふれ
あまねく愛は朝のように洗われる。



小・短・少は
凝縮と放射を実現する。

意図としても
印象としても
両極ではあるが
断定や画一が強くなるか
推量や曖昧が濃くなる。

単純な闘争か
短絡な逃走の差しか底にはなく
点もあふれ
天もありふれ
あまねく哀は雨のように愛される。



自由詩 点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀 Copyright komasen333 2020-09-01 21:26:03
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