詩人もどき、ジム・プリマスの毎日
ジム・プリマス
719円でブラジル産の
冷凍の鳥のもも肉を2㎏買ってくる
冷水に漬けて流水で解凍すると
だいたい8枚のパテがとれる
一枚ずつ小分けしてラップで包んで
冷凍庫に入れて冷凍しておく
これを一枚、使って
醤油と料理酒を振りかけて
フライパンで蒸し焼きにする
焼きあがったら
五切れくらいに切り分けて
ワサビ醤油につけて
古漬けのキムチを添えて
ご飯と一緒に食べる
これが僕の毎日の夕食だ
詩人もどきの生活なんて
侘しいものだ
20本入りで280円の
ロックというタバコを見つけたので
最近はそればかり吸っている
キングサイズだが細巻きなので
一本吸っても、少々、物足りない
多いときは一日、二箱以上吸ってしまう
そうすると一日の生活費の予算を超えてしまう
そうするとまた、電子マネーを銀行口座から
下ろすことになり、大概は赤字になってしまう
働いてないけど
国から貰ったなけなしのお金で
何とか生きている
こんな生活だけど、詩の中では
「希望をもとう」と宣言したりする
それも結構、しんどいのも本当のところだ
目下のところ風呂に水をはって
そこに時々、浸かるのが夏の最大のレジャーだ
詩の中では「天球と交信する」などと書いているが
その実際の場所は、水風呂の中だったりする