余命は短い。私たちは霧のようなもの
あおいみつる

神の指で巻かれたゼンマイは軋み
石刀で標された暦が螺旋状に印され
メスで切り裂いた細胞のそれは
分裂を繰り返し体系化され
天の川の白い流れ惑星また小惑星
思索や憶測を遥かに超えた真理は
啓示により読み解くことは可能
それは古からの巻物に包まれたマナ
万華鏡を覗くより心揺さぶられ
それがないなら
生きることはできない
それしか生きる道はない
信じないのなら
ただ存在するだけ
そこに在るだけ
砂塵を纏う駱駝が天を見上げ祈る
この世にオアシスはないと
この世では幸せになれないと
国籍は天にある
故郷は天にある
人生はは霧のように過ぎ去る
赤子にとっても人生は点に等しい
まして私など・・・
死は永遠の扉を開けるもの
永遠の命の誕生日
永遠の世界は二択
それは天国か地獄か
イエスは私たちの罪を背負い死なれ
黄泉に下り復活された
主は言われた
「わたしは道であり真理であり命である」と
天下にイエスキリスト以外に救いはない



自由詩 余命は短い。私たちは霧のようなもの Copyright あおいみつる 2020-05-13 16:33:44
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