原初の森
梅昆布茶
原初のもりのなかには
原初の夢があったのだろうか
生命ははじめて声をだしたときに
詩を綴っただろうか
曖昧な系統樹のはてに僕たちは
何の権利もないことを知るが
それが自由なのかもしれないとおもうんだ
所有権なんてなかったんだ
誰の愛も所有できない
未だに誰ともあっていない原初に
また
帰ろうかと思ったりもするんだ
自由詩
原初の森
Copyright
梅昆布茶
2020-03-23 22:46:02