しらいし いちみ 

悠久の時を越えて来るものは

優しい光りとなり

波に木霊する

ひとつひとつが七色に輝きながら

押し寄せてまた戻る

百年も千年も波の旅と恋が始る

煌きは風と渡り

月と共に満ちかける

人魚の非恋も真珠色の泡に包み

深海へと流し去る

胸にある熱き思いも

何度でも繰り返す

日を追いかけながら

夜も紡ぎながら

天に思いを馳せる

流されながら存在を感じる



自由詩Copyright しらいし いちみ  2005-04-10 12:49:07
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