初春1
ひだかたけし
裸木の梢が揺れている
春の匂いが漂う大気に
カラスの子らが群れをなし
春の肉感をついばんで
新たな季節の到来を
心底喜び身を震わせる
春を孕んだ大気のうねり、
若芽はもう膨らんで
明日の時を待っている
自由詩
初春1
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ひだかたけし
2020-02-15 14:12:12
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