焼尽
ひだかたけし

暖かなもの全てが鉛色の死に沈み
永遠は半旗のように項垂れ
希望が蒼い地図のなか迷子になる

顔を背けた神々と姿を現す悪魔たち
剥き出しの恐怖が白い小部屋に充ちるとき、

残されたことは全てを捨て去ること
わたしは静かに横たわり
自らに与えられた衣服を焼く

この唯一の尊厳の証を焼尽し
新たな次元を生き抜くために

















自由詩 焼尽 Copyright ひだかたけし 2020-02-15 12:34:19縦
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