香る想像に 齧り創造に
komasen333



過ごした青い春
再生し続けては
つれない想像に火をつける

どこまでも
どこまで出来るのか
試すように
確かめる歩みを


香る樹木
訪れ始めた鬱蒼

今年もまた
控え目に
静寂の木漏れ日

齧る
鼻に抜けて
パッと広がり
つられて思い出す感慨


あの哀悼も
忘却のモダンに
消えゆくとしても

あの鮮やかも
輪廻の藻屑に
消えゆくとしても


過ぎ去った赤い夏
巻き戻し続けては
つたない創造に薪をくべる

いつまでも
いつかで叶うようにと
確かめながら
試すような道のりを


香る彼方に  揺られながら
齧る貴方に  塗られながら
変わる数多に 振られながら



【 関連日記 】

「 2篇 2句 2句の6作応募 」
http://blog.livedoor.jp/sakowha333/archives/52440756.html


自由詩 香る想像に 齧り創造に Copyright komasen333 2020-01-02 22:09:21
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