透空
ひだかたけし

遠くの森のザワメキが
木霊するよな透空に
白雲一つ漂って

微睡みの午後に呑まれいく

遠い遠い感覚が
辺りを静かに支配して
わたしはぼんやり日溜まりで
胡座をかいて座っている







自由詩 透空 Copyright ひだかたけし 2019-12-15 20:52:36
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