星狩り
山人
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあおぐと、星がさざめいた
君の寝床の傍にかごを置いて、彼らの好きな鉱水を与えるとよくひかった
自由詩
星狩り
Copyright
山人
2019-12-08 08:15:28