にわとり君
服部 剛
こっけいな歩みも、また良し。
元々僕は何処か
やっかいなものだから。
けったいな足音をひびかせるうちに
けっこうな足音の瞬間が
この頼りない細足でも
あるやもしれぬ
から
こけこっこーと言語を忘れて
朝のけっこーな鳴声を忘れず
こっけいなままこけこっこーな顔で
僕はゆく。
自由詩
にわとり君
Copyright
服部 剛
2019-10-26 18:27:13
縦