月を持ち帰った夜
丘白月


月を持って帰り
ガラスの花瓶に沈める
リンドウの花はランプ
妖精が囲んで見つめる
雪明りのように静かに
壁に虹が灯る
花瓶の中で夕月が
くるくる周ってる
何度目かの昨日だろうか
あなたの魂のように




自由詩 月を持ち帰った夜 Copyright 丘白月 2019-09-29 22:15:28
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