真昼の情事
愛心
涼しくなってきて
タオルケットは要らないね、と
主人に言われ
久しぶりに晴れた
大量の洗濯物が
強風に煽られて
飛んでいきそうなくらい、
煽られて、煽られて
物干し竿がしなるのを
ぼんやりと眺めながら
風が煩いね。なんて
余裕綽々でわたしを抱き締める
主人の背中に爪を立てた。
自由詩
真昼の情事
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愛心
2019-09-24 23:24:44