夢華火
こたきひろし

深海の船の残骸無の世界

根無し草旅に明け暮れ野垂れ死に

閉経しそれでも夜は女です

月一で赤い夕日が昇ります

いきなりの激しい降りに肌着透け

欠片さえ愛はなくても「ラブホテル」

一夜でもかまわないから夢花火


俳句 夢華火 Copyright こたきひろし 2019-09-20 20:24:02
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