夏の憂鬱
ひだかたけし
夏の汗ばむ憂鬱が
青い大空に溶けていき
肉感的なこの季節を
今日もまた掻き回す
物憂げにゆっくりと掻き回す
私の双極性障害は
このもったりとした視界のなか
ふるふる震え記憶を辿る
光年の彼方の記憶を辿る
(それは原初の時間生成、
感情の双極で
爆発しては結ばれるもの!)
夏の汗ばむ憂鬱が
青い大空に溶けていき
肉感的なこの季節を
明日もまた掻き回す
物憂げにゆっくりと掻き回す
自由詩
夏の憂鬱
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ひだかたけし
2019-07-31 16:31:25
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