oldsoupさんの詩
EnoGu

Oldsoupさんの「作業」の感想です。 理科室のなかにいるような、かすかな有機溶剤のニオイ。 使われている単語(老人、塩酸、遺骨、盗人など)の陰惨さが、句読点いれずガンガンフレーズを継ぎ足すことによってバッサリとそぎ落とされいて、そこにホラーとしての凄みを感じます。 「固定され」「仕掛け」「命令」など、主体をひねりつぶす自動装置としての言葉も、とても冴えてますね。 すごい力業で押し切っていて、かっこいいなあ。 唐突ですけど、P.I.L.というバンドの「flowers of romance」(ロマンスの花)ってアルバム、それを思い出しました。 もし知らなかったらオススメします。 超クールですから。 
アツアツのが好きなヒト。 冷めたのが好きなヒト。 九日経ったオナベのなかのが好きなヒト。 以上、谷川俊太郎さん訳詞の「マザーグースのうた」のなかの曲「あつあつの豆のおかゆ」の一節でした。 すんません。


散文(批評随筆小説等) oldsoupさんの詩 Copyright EnoGu 2003-06-26 14:29:25
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