白昼堂々
坂本瞳子
心が詰まるのは
閉塞ではなく
叫びを放つ
矛先を探して
そうはしないと
自らを抑えつけ
息をも漏らさず
力拳を握り潰して
そこに立っていようと
踏ん張ってしまうから
陽光がとても眩しくて
立ち眩むのだと
言い訳をする
自由詩
白昼堂々
Copyright
坂本瞳子
2019-06-12 19:56:50