季節ノ詩
ハァモニィベル
季節はいつの間にか
窓の景色として生まれて来る
わたしは、
季節を食べることもできる
触れることもできるし
ときには、憎むことさえできるのに
馬車のように疾走る季節を
掴まえることは出來ない
季節に追いつけないまま
ようやく季節というのを
芯から愛し始めた頃
《死という季節》がわたしを掴まえに来る
――――《季節ノ詩》というテーマで書いた作品。
自由詩
季節ノ詩
Copyright
ハァモニィベル
2019-06-11 20:37:53
縦