恋文
来世の

恋をうたうには
およそ似つかわしくない
人を殺めるための道具を
組みたてるのがお仕事でした
筆をとり
隠れるように記した
ふたりの暗号
遺書ともつかぬ感情の発露
どんな罪にも清冽な
群青の空を落として
稜線に消える
いのちなくとも


自由詩 恋文 Copyright 来世の 2019-03-17 22:22:16縦
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