藤鈴呼



綺麗に見える 角度を探す
細くもない

補足すべき事項も
中々見つからぬ我が指は
案外と 働き者

丸三日間
自らの肩を抱いていたから

疲れが出たのだろう
嫌気が差したのだろう

誰かは問う

そんなに動かすと
ねえ又 動かなく なりますよ、と

それなら それで いいじゃないか
髪を 振り乱して 叫ぶ

途切れぬ声ばかりは 大きく響く室内で
真四角じゃあないから いけない

反響するように 作られているんだ
彩られた 半狂乱のリズム

不確かな鼓動
孤独を抱え
たった一人で立ち向かう

何処に?
誰と?

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自由詩Copyright 藤鈴呼 2018-11-25 11:03:59
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