総称
しゃぱだぱ

どうしようもなく
僕らは果てのない過程に生きる

欠損しながら生きている

全力で力むよ 今を、誤魔化すために

生きる事の苦しみ





生きる努力の対価に
人は意味を求めたがる
思い込む 思い込む
まるで意味があったかのように

虚しさで震える心を鎮めながら
声が 届いて 染み込んでいるよ

すごいよ、あるよ、意味






虚構や優しさを語るのならば
虚構や優しさに在らなければならない
(足元をすくわれる程どうしようもない…)

僕とは
僕の「手に取った世界」の連なりの総称である

人は染まる、人にも染まる

そう言えば今日、僕は人づてに
君に会った(気でいる)





「人」は生きる
詩とは一瞬の私の煌めきを〆たものだ
読み手の吐息でひらひらといつでも生まれ直る

詩は書き手を如実に語る
詩はその人のようなもの

人は染まる、人にも染まる

それは不可抗力に、無意識に

僕はあなたを取り込む
「在る」というたったそれだけで

ふとした表情に
語り終えた口元に

「人」は生きる
互いに感染り、伝わりながら「人」は生きて行く





それは全く形にも
何にもなっていないけど
優しい世界であればいいと思う

例えば
赤茶けた荒野の
雨に打たれる無慈悲の世界だ

文句無し無秩序で
真実に人が殺されてゆく


それは全く形にも
何にもなってないけれど
多様な世界であればいいと思う

例えば
無骨過ぎる仕組みの
太刀打ちできぬ事実の塊達だ

世界の仕組みに人がいて
一部でなければ排斥される


いつもどこかは誰かの場所で
誰かの役に立つ事で
人はどうにか居場所を得る

寸分の余裕もなく至極当たり前


でも多様で優しい世界であればいいと思う

例えば「本当の意味」が
不可欠からの余剰であるなら
それは一見無意味な顔して

隅の方でその鮮やかさを隠しながら
佇んでいるかもしれないのだから


自由詩 総称 Copyright しゃぱだぱ 2018-11-09 23:12:12
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