無題
しゃぱだぱ

うそと
なさに
溺れるんだよ
ぼく〜世界

みんな みんな 嘘なんだ

底のないプリンを
すくうように会話する

みんな
生きるための嘘のみ喋る
それ以外喋らない
本心とは
ちょっと意固地になった嘘

見えない
見えない、と
すくっていると見えてくる
無さ が
あら、こんにちわ



ふふふ、凄い絶望





悪とは
何も持てない人にとっての
最後の抵抗手段でのみあるべきはずだと思うが

面白さによって人は歯止めを失う

しかし僕は悪の行為(憎しみ合い)には
終わりがないことを知りながら
同時に生きて行かなければならない
その矛盾に無呼吸感を覚えて
立ち尽くす、これは生きていく事だろうか
ともすれば悪の行為こそが生きて行く事にも思えてしまう

行動がある限り
縦の関係は決して終わらない

この世に「解決」は存在しないが
争う事は
唯一、その、ありもしない解決への
過程に足を踏み入れる事である

このどうしようもなさを
生きる事には何の意味もない
という一言が全て片付けてしまう

僕らは殺しあうか
ごまかして生きるふりをするかしか
選択肢がないのだ
生き物の仕組みに乾杯





未来よ本当に
分からなくてありがとう

だからこそ今生きる事が出来る、のなら
何故人は明日を想う力を持ったのだろう
今しか存在しないと言うのなら

絶望という世界を小窓越しに見ると突き通った空に星
小窓には僕の生と言う汚いシミがこびりついていて
今という風が、小窓をカタカタ言わせている





詩を一言で代弁するなら
「生きるのが苦しい」だろう

擦り切れて、千切れでボロボロに
果てしなく果たされない、その余剰に雨が降る





詩は例えば
生きることと優しさの
間のどうしようもない真空に
願うように生まれるものなのかもしれない

世間には「情」があり
沿うように
行き届いた「うまさ」によって
人はどうにか生きて行く

悪とは粗悪な「うまさ」であり
道徳による自殺もまた、粗悪な「うまさ」である

「うまさ」によって人は死に
「うまさ」によって人は生きて行く


自由詩 無題 Copyright しゃぱだぱ 2018-11-09 22:52:11
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