入れ替え文字
加藤泰清

「『ひそひそ』より『そひそひ』のほうが小声に聞こえる」
と某漫画の脚注で漫画家のみなもと太郎先生が書いていた
ほほうホントだ なるへそのごま(←ツマラン)
じゃあ他にも文字を入れ替えれば面白いことになる言葉があるだろうか

『ぼろぼろ』→『ろぼろぼ』
なんだかぼろぼろなモノがさらに崩れてしまったみたいだ
たぶん『ろぼろぼ』が『よぼよぼ』に似ているのも原因の一つだろう
でもちょっと待って欲しい
『ボロボロ』→『ロボロボ』
こうするとボロボロしたものが科学者の力を借りて見事ロボっぽく復活したみたいだ
お茶の水博士ー!!   いや 特に意味はない

『きらきら』→『らきらき』
なんだか意味がわからなくなってしまった
しかし俺はこの『らきらき』を見ると頭が痛くなってくる
アルミホイルを何度も噛み締めるとかそういう感じの衝撃が体中を駆け巡る

『くらくら』→『らくらく』
もう既に意味が違ってしまっている
何故くらくら目まいがしてるのにらくらくになっているんだ
なんだか文章もおかしなことになってしまった

他にもあるだろうけど俺は今「らきらき」のせいで頭が痛い
後で探してみる事にしよう


散文(批評随筆小説等) 入れ替え文字 Copyright 加藤泰清 2005-03-21 18:04:14
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