かぐや姫
tonpekep

空を飛ぶ うさぎが
いてもいい

綿雲と綿雲の間を
ぴょんぴょん飛んでいく

ついでにうさぎのしっぽから
青空のこどもがこぼれたら尚いい

うさぎの耳は何万光年先の
川のせせらぎを聞いている

たぶん菜の花やちょうちょは
この星にだけ在るわけじゃないんだ

靴下と一緒に
洗濯したぼくの心も良い香りがしている

物干し竿にぶら下がったぼくの心
偏西風に吹かれて 靴下の横でゆらゆらしている

ぴょんぴょん
うさぎは

きっとにんじん星に向かおうとしているに違いない
まるごと にんじんの星

そしてにんじんで
餅つきをするという 衝撃的事実!

空飛ぶ うさぎが
いてもいい

春 かぐや姫は
夕暮れになると 空ばかり見上げている 


自由詩 かぐや姫 Copyright tonpekep 2005-03-20 20:36:25
notebook Home