INVESTIGATION
ハァモニィベル

動かなくなったきみの

頬が笑う

「冷た過ぎやしないか」

そう、遠くから伝えてみる

アノ
 澄んだ温もりは

いま
 灰色の何処に熔けてみた

   のか・・・

宛てもなく探す僕を、

高い塔の上に樹つ黒い鳥たちが見つける

影がほんとうの陰の彼方に熔け混じる場所

希薄な残骸のすべてを

忘れてきたその場所に

何度でも

今が触れるように















自由詩 INVESTIGATION Copyright ハァモニィベル 2018-04-11 07:07:21
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