金色の杖
腰国改修

金色の包みといえばあの薬
悲しい話で満たされた
蒼くて薄暗い日々

今はなんとかゆっくりと
この道を歩いて
俯けば希望のような
淡く敷き詰められた花びら

今はまだ
金色の包みを時折探してしまう
夏が終わる頃
きっと
明るい海を真っ直ぐに見つめて
何処までも歩いて行ける




自由詩 金色の杖 Copyright 腰国改修 2018-04-06 05:10:08
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