稚くて若い日々
腰国改修

私の母親とおどけて腕を組んでいたルカちゃんを思い出す
唇をすぼめて笑っていたルカちゃん
妖艶とは程遠い娼婦で幼い内面に悩まされていた
私は一向にいい加減で、ルカちゃんを酔わせて暴れさせては勢いで抱いていた
目覚めたら瓶の小銭が散らばっていたので、数百円握りしめてバスに身を忍び込ませる
若葉の光溢れる朝、ルカちゃんはあの部屋で静かに眠りについている
やけっぱちの二人にも
いつか聖夜が訪れるのだろう


自由詩 稚くて若い日々 Copyright 腰国改修 2018-04-02 13:07:30
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