春のグラウンド
バカ男

モズクガニのことを考えながらパスタを食べる深夜のデニーズ


明日の朝何を食べようか、と手をつなぎ 春の屋上からダイブする


バスに乗り行ける所の限界は終点までと終点で気づく


円周率何ケタ言えるか競い合ったマコトが今朝捕まった


名前は覚えてるが顔を思い出せない。僕は誰かのそんな人


いろいろなものが落ちていった日、それらすべてを夕陽と名づけた


二人の距離が離れていくのは何かに比例してるからなんだろう


空の一番高いところで溺死したよ。まだまだ子供だったね。





短歌 春のグラウンド Copyright バカ男 2005-03-18 13:15:08
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