星のタトゥー
本田憲嵩

その夜空に
つよく金色に光らせた
するどい星で
屠るように
線を引いてしまった
星は消えそうして夜は終わり――


(やがて陽は昇った)


ぼくは
ぼくの目は
ぼくの頬は
その
消えたはずの
みえない星を刻んでゆく
――



自由詩 星のタトゥー Copyright 本田憲嵩 2018-02-07 00:28:05縦
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